君のように生きれたら、君のように過ごせたら、素敵さ

あと10時間で面接がある。

何も準備していないから、徹夜で受け答えを考える。

魅力的な企業はほとんどなかったが、紹介された求人なので断れずに、結局受けることにした。

転職エージェントに、「高学歴だが技術力のない社会人2年目」と記号化されて扱われるのが嫌だった。

僕のやりたい事や、希望がうまく伝わらなかったのか、技術者としての仕事はなくて、今の会社よりも待遇の悪い求人ばかり紹介された。
正直、乗り気じゃない。


本当は、何も考えずに生きたいのだが、パートナーができてから、交わしたはずのない約束に縛られている。

壮絶な環境で強く生きてきた彼女は、きっと自分にかけている。


過去に執着して、「高校や大学の友人たちのように生きれたら」と思ってしまう。だから、転職で挽回しようとする。

人は他人の欲望を模倣する。
転職が自己目的化して、自分でも何をしているのか分からない。

不愉快なGWが終わる

社会人になって2度目のGWが終わる。
有給で連休の間を埋めて、2週間連続4連休を取った。
前半は帰省して、後半は寮で半日寝て過ごした。

時間は存分にあったので十分に休息をとれたのだが、不愉快なことも多かった。

ひたすらに愚痴を書いていく。

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学生気分というより、ママゴトの続き。

高校時代のネッ友が就職した。

彼とは同い年で、近くの地域の高校に通っており、リアルで遊ぶこともあった。
お互いに受験に集中するためにネットを去り、それっきりだったのだが、
私がUターンしたこともあり、今年の夏に彼の家に挨拶に行った。
彼の家庭はいわゆる毒親家庭で、彼の鬱が深刻化しており、その当時は生活保護をもらいながら神戸で暮らしていた。

そんな彼が、川崎で仕事を見つけて、先月に就職した。
出勤一日目の感想は「なんか働いている現実感がない。学生気分が抜けない。」だった。


去年の4月1日に僕も同じことを思った。
僕なんかよりも、よっぽど博識で、思慮深い彼ですら、そう思ってしまうのか。

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労働力が減りつづける社会で淘汰されるであろう某社

疲れすぎて、水を入れずに炊飯器で米を炊いてしまった。 (水を入れてやり直したら、ちゃんと炊けた。)

というのも、失踪した先輩の業務が降ってきて、最近は忙しい。

負担の少ない仕事を選んだつもりが、高給取りな同級生たちと同じ業務量をこなしているのに安月給というバグが発生している。


業務量は毎年増えるのに、人事異動で部署の人員は減少する。
地方にある魅力のない会社に人が集まるわけないから、しょうがない。 ただ、会社全体で旧態依然の文化が根強くて、生産性の向上を阻害するような仕組みがあるのはおかしくないか? 新しいデジタル技術の導入や無駄な作業の削減など、生産性の向上を促進する取り組みは推奨されない。


この記事では、先日読んだリクルートワークス研究所の『「働き手不足1100万人」の衝撃』の感想を書き記す。

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変電所の母線方式

この記事は第一種電気主任技術者の試験勉強のまとめです。特に変電所に関する内容を不定期でとりあげていきます。
ただ、勉強のための記事作成はタイパが悪いので、最初で最後かもしれません。

発電所で発電された電気は変電所へ送電されて、変電所で電圧を変えて需要家(工場や家庭など)へ送り届けられる。


母線(Bus)は、変電所内で電気を分配する大きな導線である。送電線からやってきた電気は母線を通って変圧器の一次側へ流れていく。

いわば、母線は「電気の幹線道路」といえる。

n箇所の地域を結ぶ道路を作るとき、各地域間の直通道路を作るならば、$${}_n C_2=\frac{n(n-1)}{2}[本]$$ の道路が必要になる。一方、すべての地域に枝分かれする幹線道路があれば、1本の幹線道路とn本の分岐道路で十分である。 つまり、母線を介して送電線や機器を接続すると、低コストでシンプルな構成になる。

また、幹線道路は交通事故や工事で通行止めになるが、二車線あれば、片側だけ交通規制を行って他方は通行可能である。 母線でも事故や点検作業の際に停電しなければならないが、二重母線にすると片母線で電気の供給を継続できる。 “変電所の母線方式” の続きを読む

地方準公務員・新卒一年目の生活について

近年、東京一極集中を是正するために、地方移住や地方での就職を推奨する取り組みが行われているが、首都圏と地方の生活水準には明らかな隔たりがある。

たとえば、世帯当たりの月間平均支出は私の住む地方よりも東京の方が4万円高く、平均可処分所得は私の住む地方よりも東京の方が約30万円高い。 東京と地方の仕事の給与・待遇の差は非常に大きく、地方の生活コストの低さという魅力は案外弱い。

 

私はそれを分かったうえで、地元に就職した。 就職を目前に、地方の産業基盤を支える仕事に「私がやらねば誰がやるのか」という自己陶酔した使命感を抱いていた時期もある。

今となってはその思いも冷めてしまった。 そんな地方準公務員勤務一年目のリアルをつづる。

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能力至上主義の副産物的な価値観が働きづらい環境をつくる

私は不真面目で不出来な生徒だった。 授業で習った内容はすぐに理解できるが、宿題を全くやらないので、問題集の類題が出題される定期試験ではいつも低い成績で、教師やクラスメイトからはなめられていた。 とある模試で全国一位になったときは、教員から「まさか君が一位を取るとは、何かの間違いかと思った。」と言われた。

そんな、私でも「自分は頭がいいな。」と感じる出来事があった。

 

中学3年生の夏、修学旅行のホテルの注意に関する説明で「クーラーをつけたまま部屋をでないこと」なんて当たり前のことを教師が延々と言ってるから、欠伸をして寝たふりをする。

話を聞かない僕にムカついて「さっき言った注意点をもう一回説明しろ」と教師は言ってくる。 「オートロックで扉が閉まるから、鍵を持たずに部屋をでないこと、、、でしたよね?」 なんて、説明の穴を突いてクラスの笑いを取る。


頭の良さには場面に応じた基準がある。 教育の中で培った頭の良さ、エスプリの効いた一言を言える頭の良さ、友人と楽しい時間を過ごすための頭の良さ、研究で成果をあげる人の頭の良さ、会社で上手くやっていくための頭の良さ。頭の良さには多面性と多層性がある。 ある場面では標準側にいても、別の環境では異常かもしれないように。 “能力至上主義の副産物的な価値観が働きづらい環境をつくる” の続きを読む

『82年生まれ、キム・ジヨン』と女子枠制度

この記事は昨年の秋の日記だ。

就活のすべてをバカにしてきた集大成として、将来を投げやりに決めた。 同じく飄々としていた学友たちはちゃっかり社会的ステータスの高い会社に入社していく。

結局、思想や哲学はDNAのようなものらしい。

当時、積読していた『82年生まれ、キム・ジヨン』を読んだこともあって、女子枠制度(大学入試で女子を過度に優遇する制度)への学友たちの頭ごなしな批判への批判の日記。

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ブログを始める

自分の幼少期はパソコン少年で、ネットで見つけた色々なブログを読むのが好きだった。

中学生になると、YoutubeやSNS、オンラインゲームが台頭して、誰もが厖大な面白いコンテンツに簡単にたどり着けるし、発信できるようになった。

インターネットを好きな友人たちにも出会えた。 変な奴ばっかだったけど。

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